ユンジェ今を感じられる幸せ

俺、今が一番幸せかも

んっ?

ソファーに座って雑誌を広げていたユノが顔をあげる。

だってさ、スケジュールに追われる事もなくユノの為に美味しい夕食を作ってあげられるし、そこにユノが存在してるのが嬉しい

相変わらずカッコいいユノが無言のまま立ち上がる。

俺の側まで来て、ようやく笑顔を見せた。

これが普通だろう?今までが異常だったんだよ

でも。

本格的に仕事が始まったら、また逢えなくなるね

長い腕が俺を包み込む。

俺の胸はジェジュンの為にあるんだ、他の誰の為でもない。こうして心から抱き締めるのはジェジュンだけだ

それでも俺は不安になる。

動き出した時間を追いかけるのは、正直辛い時がある。

ジェジュンも俺だけのものか?

今さら?

どうかな

ガバッと身体を離して困った顔をするユノ。

俺の俺だけのものだろう?

本気で聞いてる?

ユノが決めて

急に真面目な顔をする。

ジェジュンは俺のものだ

そして首に手を回すと熱いキスをくれる。

んっユノ

この先ずっと、俺がジェジュンを幸せにするよ

未来なんて誰にも解らない。

それでも今は、その言葉を信じるよ。

ユノの幸せは?

切れ長の目を光らせて、今世紀最高のドヤ顔を決める。

ジェジュンが俺の腕の中で啼いている時だ!

ボスッ!腹に強烈なパンチをお見舞いする。

いてっ!

エロおやじ!もっとロマンティックな話をしてんだろ!?女の子が喜ぶような答えをしろっつーんだよ

だってジェジュンは男だし

夕食抜き!!

ジェジュン

ったく、ドリーミーな表現をしろって話だよ。俺の身体だけを愛してんのかよ、バカユノ!

ぷんぷん怒りながら、それでも一生懸命に作ったサムゲタンを温める。

ユノの為に頑張った大傑作喜んでくれるかなご飯食べられないと思って外に出掛けたらどうしよう。

おっ、最高にいい匂いがする

何事もなかったように、ユノが嬉しそうにキッチンに入ってくる。

すぐ出来るよ

うん!俺の奥さんは最高だな

子供みたいにテーブルについて、お利口さんに待っているユノに笑みが溢れる。

はい、どうぞ

お〜スッゲー!いただきます。ほっあつっ!美味い!!ジェジュン、天才!!

誉めまくりながら美味しそうに食べるユノを見ているだけで、やっぱり俺は幸せになる。

何もなくていい、ユノが俺の作ったご飯を美味しそうに食べる。

それだけで本当に幸せだから。

はあ〜ほんと美味いな俺、ジェジュンと結婚して良かったよ。もうジェジュン以外考えられない

はいはい、ありがと

俺はジェジュンの為に存在していると感じる時が一番幸せだよ

えっ?

ふっ鈍いな俺は、ジェジュンを愛する為に生まれて来たんだ。この身体も心もすべてジェジュンのものだよ

ユノ

愛してる俺もジェジュンといる時が一番の幸せだよ

そして、また食べ始める。

赤くなった顔は熱いスープを飲んだせい?

愛してる俺のすべてもユノのものだよ。

ユノ、ご飯おかわりする?

おお、サンキュー

今、俺達は幸せを身体中で感じていた。

おはようございます

今日も元気に、いってらっしゃい()/